« 徳島県国民文化祭 三好長慶フェスティバル | ニューストップ | 蒲生氏郷まつり楽市楽座 »
戦国時代・歴史ブログならココで探そう
|
三好長慶を歌でPR 徳島ゆかりの戦国武将、顕彰有志が曲づくり
徳島新聞
徳島ゆかりの戦国武将・三好長慶(一五二二-六四年)の顕彰活動に取り組む有志が、鳴門市出身の舞踊家・桧瑛司さん(一九二三-九六年)によって記録された踊りを基に、歌謡曲「戦国三好節」を作った。県民にあまり知られていない三好氏を分かりやすくアピールするのが目的で、第二十二回国民文化祭・とくしま2007(おどる国文祭)に合わせて行われる戦国三好フェスティバルで披露する。
作詞したのは、徳島の歌を作る会会長の高橋敏夫さん(70)=鳴門市大麻町桧。昨年、妻が三好氏の家臣の家系であることが分かり長慶の顕彰活動に参加。同年秋に鳴門市内で開かれた桧さんの回顧写真展に足を運んだ際、桧さんが調査した県内の民俗芸能の中に三好氏を歌詞にした「三好踊り」があることを知り、曲作りを思い付いた。
桧さんは舞踊創作の傍ら、県内に伝わる民謡や民俗芸能の調査、保存活動にも取り組んだことでも知られる。三好踊りもその一つで、阿南市や海部郡で踊られていたという。詞は、三好氏が阿波や淡路の軍勢を率いて和泉国(現大阪府堺市)に攻め込んだことや、金のうちわや轡(くつわ)といった武士の装束を描写している。
高橋さんは詞を基に冒頭にセリフを付けた歌詞を書き上げ、会員の野々宮一博さん(徳島市)に作曲を依頼。七月に完成し、CDや桧さんゆかりの日本舞踊・蔦元流の踊りを盛り込んだDVDの制作を計画していた。
この話を聞いた戦国三好フェスティバルの実行委員が、曲を十一月三日に徳島市内で行う武者パレードの目玉の一つにすることを決めた。同日午後一時半から新町橋公園で開かれるパレードのエンディングで、鳴門市在住の演歌歌手・雲海たけしさん(本名・吉田武史)が熱唱する。
高橋さんは「徳島をPRする歌がまた一つできた。覚えやすい曲なので三好氏を知るきっかけにしてほしい」と話している。
〈冒頭のせりふ〉
~ころは天文半ばごろ、三好軍勢幾千人の天下を目指す紋所 三階菱の旗なびかせて今、出陣の誉れ川~
〈一番の歌詞〉
音に聞こえし三好殿 阿波や淡路を催して 和泉の国へと御陣立ち それを聞き候根来法師が 軍見かけて護摩を焚(た)く
1/3 2/3 3/3Copyright © 戦国時代ネット |