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幻の魚津城 木工で創作 木地職人西川さん 『地元PRの一助に』
中日新聞
木工で魚津城-。魚津市大海寺野の木地職人、西川勝治さん(63)=西川工芸経営=が、魚津城をモチーフにした木工品「戦国 幻の魚津城」を制作し、十六日に同市役所で沢崎義敬市長に一セットを寄贈した。
西川さんがイメージした五層の天守閣を頂く魚津城で高さ約四十センチ、土台となる石垣部分は縦横約十五センチ。城部分がケヤキ、石垣部分がセンの木を材料に約四十個の部品を組み合わせて仕上げた。
魚津城は室町時代に松倉城の支城として、椎名氏が築城したとされている。戦国時代には新川郡の拠点として織田勢と上杉勢の戦いの地となり、その後、佐々成政や前田利家が支配した。
江戸時代初期に廃城となったが、加賀藩は米蔵や武器庫を置き、魚津町が近世城下町として繁栄した。明治初期まで堀や土塁も残されていたが、現在は石垣の石が大町小にある石碑周辺に残されるだけで、城の外観を示す資料などは残っていない。
西川さんは魚津漆器の木地職人。これまでに五重塔、たてもん祭りのたてもんなどの木工品を制作して販売している。まちづくりに向けた雰囲気を高め、魚津を全国にPRする一助になればと八月から城の制作を手掛けた。
西川さんは「生涯の仕事として、魚津城を木工品で表現したいと思っていた。石垣部分の木彫りは初めて挑戦した。魚津城の木工品で少しでも魚津を知ってもらえればうれしい」と話している。
現在は、寄贈分を除く完成品十個は、魚津産業フェア「〇〇(まるまる)魚津」に出展する予定。
木工品は、魚津城、旗、松、台座、上杉謙信が詠んだとされる句を印刷した色紙のセットで販売する予定。予約は、西川工芸=電話0765(22)4008=へ。 (武田寛史)
http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20071017/CK2007101702057014.html
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