2009年10月31日

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天下統一を狙う織田信長に対抗した本願寺勢力が、11年間にわたって拠点にした石山本願寺。大阪城天守閣(大阪市中央区)近くで見つかった少量の土器片は、覇権争いが繰り広げられた戦国絵巻をほうふつとさせる成果となった。

 歴史教科書にも登場する石山本願寺は、戦国史研究にとって重要な寺院にもかかわらず、実態はほとんど分かっていない。寺があったとされる現在の大阪城公園内は大半が国特別史跡で、観光客でにぎわう場所でもあり、発掘調査が困難なことが大きな理由だ。

 こうした中、平成19年の調査はわずか50平方メートルだったが、年代が特定できる土器や石山本願寺炎上に結びつく土壁などが見つかった。佐藤隆・大阪市文化財協会事業担当係長は、天正10(1582)年の本能寺の変で炎上した本能寺跡(京都市中京区)出土の土器などと丹念に比較しながら、16世紀後半と特定したという。佐藤係長は「見つかった土器は石山本願寺が勢力を誇った時期とほぼ合致した」と話す。

 中近世に詳しい松尾信裕・大阪城天守閣館長(考古学)は「土器の年代は石山本願寺の時期でほぼ間違いない。現在の大阪城にあったとする説を裏付ける成果だ」と評価。土器が大坂城築城時の造成土の中にあったことから、「発掘現場から近い場所に石山本願寺の中心施設があった可能性が高い」と指摘した。

 石山本願寺は信長の攻撃に備えて、要塞(ようさい)を思わせる堀や土塁を築いたとされ、石山合戦でも信長側の占領を許さなかったという。松尾館長は「石山本願寺は信長勢に屈しないほど難攻不落で、まさに城郭というべき寺院だった」とし、ポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスが「旧城」と記した点については「フロイスが城郭と感じるほど堅牢(けんろう)だったからだろう」と話した。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/318995/

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大阪城天守閣(大阪市中央区)北側で、16世紀後半の素焼きの土器や焼け焦げた土などが市文化財協会の発掘調査で見つかっていたことが30日、分かった。同協会の佐藤隆事業担当係長によると、織田信長と本願寺勢力が争った石山合戦の舞台で天正8(1580)年に炎上した当時の浄土真宗本山「石山本願寺」跡の可能性が高いという。石山本願寺は炎上後、豊臣秀吉が大坂城を築いたとされているが、これまで明確な痕跡は見つかっておらず、幻の寺院の存在を裏付ける資料になりそうだ。

 調査は、国特別史跡・大坂城跡整備に伴い、平成19年に約50平方メートルの範囲で行われた。地下約4メートルの地層から、「土師器(はじき)」と呼ばれる素焼きの土器の破片8点、焼けた土や土壁の破片が確認された。ただし、調査当時は土器の年代特定が困難だったことなどから、石山本願寺との関連は不明だった。佐藤氏が、土器の形や出土した地層を詳細に調べた結果、土器は天文年間(1532~55年)の後半から、天正8年までに使われた可能性が高いことを突きとめた。

 さらに、土器が見つかった層や、直上の層は土が厚さ約1メートルにわたって積み重なっており、石山本願寺焼失後、大坂城築城に伴ってこの一帯が大規模に造成されたことが分かった。

 発掘調査では、石山本願寺に関連する建物跡などは見つからなかったが、土器は石山本願寺にいた僧らが儀式や日常生活などに使ったと推定。焼けた土壁は、天正8年に炎上した石山本願寺の施設の一部とみられるという。

 石山本願寺については、当時、日本に布教にきていたポルトガルの宣教師、ルイス・フロイスが母国に報告した中で「豊臣秀吉の大坂城は旧城(石山本願寺)の堀の中に築かれた」と記されていることなどから、現在の大阪城公園内にあったというのがほぼ定説になっている。

 ただ、明確な遺構が見つかっていないため場所は特定されていない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091031-00000051-san-soci

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かんりにん一言

日本の歴史至上で最も熱かった時代、それは戦国時代。 でも、こんな時代が本当にあったのだろうか? これだけの資料があるのだから、戦国時代ってのは本当にあったんだろうなぁ。 未だに半信半疑な気分でのめり込んでいます。

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